22日~23日にかけてプチ新婚旅行に行ってきた。
伊豆の熱川~下田周辺を1泊。
色々あったけど、また今度の話に(ぇ
昨日と言うか今日というか微妙な時間の今は25日の0:46。
俺は進行形でまだパニくっている。
24日の20:00。
旅行で買い込んで来た竹の子を俺は下茹でしたり、
嫁はたらの芽の天ぷらの仕込みをしていた。
そんな時、家電がなった。
手が空いていたので出てみると母からだった。
電話の向こうで泣いていた母。
中々話が始まらない。
最悪な予感がしたが外れた。
というか・・・かすってしまった。
「お父さんね、余命が1ヶ月なんだって。
これからそっち行って話してもいい?」
嫌も応も。。。
20:40
インターフォンが鳴った。
扉を開けると母と兄がいた。
「上がっていい?」
いいよ入って。俺はそう言うと兄まで家に入ろうとした。
兄貴はそこで待て。家に入ることは許さんよ。
「いいから入っちゃいなさい」と俺を無視して母は兄を急かせる。半ばドサクサだ。
ここは俺の家だ。勝手に入ることは許さない。
そこで待ってろ。
俺は兄を止めた。
俺は兄を許してはいない。
でも兄に対して怒りは無くむしろホッとしていた。
やっと来やがったな、と。
母だけを和室に通し、座卓を挟んで話を聞いた。
母は下を向いて泣きながら言葉を搾り出した。
「お父さんね、CT検査で肝臓の2/3がガンに冒されているんだって。
膀胱の方にもまだあるかもしれない。
手術に耐える体力ももう無いかもしれないんだって・・・
もう1ヶ月も・・・・だって・・・」
どうにもならないという状況が母を絶望させていた。
丸くうずくまって泣く母。
その姿は本当に父さんの事が好きなんだと俺に思わせた。
「・・・だからね、母さんお前に仲直りして欲しいの。
お兄ちゃんと仲直りして欲しいのよ・・・
まだお父さん話せるの。骨と皮しかないほどやせちゃったの。
お前が見たら驚くかもしれないよ。
だからお父さんの前で仲の良い所を見せてあげて欲しいの。
私も悪かったの。何にも出来ない母親でごめんね。
でもお願い!お願い!」
母は俺の隣まで来て、土下座して懇願した。
俺と兄は仲が悪かった。つい去年末の出来事以来、修復は無かった。
俺の頭の片隅には今更・・・という思いもあった。
ケツに火がついた頃に誤りに来るんだろう、と予想していた。
まさにその通りになった。
誰にでもできる簡単な予想というか。
そんな事も予測できず3ヶ月も俺達を放置した母と兄。
それだけに2人が惨めで哀れだった。
俺はすっかり閉口してしまった。
黙っていた俺。
母は俺の言葉を引き出すように続けた。
「お兄ちゃんも謝るつもりで来たのよ。だから話を聞いてあげて。
部屋に入れてあげていいでしょ!お願い!」
俺が予想したこの日は、全てを突っぱねて受け入れない姿勢を崩さない自分だった。
でも無理そうだ。
俺は父さんをこれ以上待たせられないし、
俺自身これ以上待つことが出来ないし、
そこまで強く頑なな心を俺は持ち合わせていないようだった。
じゃあ、ちょっと待っててくれ。
兄貴と外で話してくる、と言い俺は立ち上がろうとした。
すると母は俺を止めた。
どうやら、俺達が殴り合いをすると勘違いしているらしい。
始めは兄貴を数発殴ってやろうとも思ってた訳で、
母の全くの勘違いって訳でもないけど。
嫁に母を任せ、俺は玄関を出た。
すると兄はそこに立ち尽くしていた。
ちょっとツラ貸せや。
そう言って兄貴を近くにある公園まで連れて行った。
公園の中ほどまで行って、俺はやっと振り返り兄貴と対峙した。
言いたい事あるなら言え。
兄貴を促した。
「今回は本当に・・・・」
言いながらおもむろに土下座をしようとする兄貴。
しかしそうはさせない。
ちょっと待て。土下座とかそういう用意した事は要らないんだよ。
俺はな、そういう事前に頭で考えたような取り繕った謝罪は要らないんだよ。
と俺は吐き捨てた。
「・・・・・」
キョトンとしてしまう馬鹿兄貴。
ああ・・・わかってないんだな。謝ったこと無いのかなと俺は不安になった。
俺は話始めた。
なんで今なんだ?
あの夜、俺は期待していた。
席を立って帰る俺達を兄貴は追いかけてくるんじゃないかなって。
でも、兄貴は1人で酔っ払っていたし無理なのかな、とも思ったよ。
だから家に帰ってから謝りの電話が来るんじゃないかなって、ずっと待ってたよ。
でも、それでも連絡は来なかった。
寝潰れちゃったかな、って思うようにした。
だから次の日には電話来るだろうと最後まで待ったよ。
でも、連絡来なかったよね。
連絡くれたのいつさ?2日後じゃない。
何考えてるのさ。
電話着たの知ってたよ。
長いこと電話鳴らしてくれたね。
でも出なかったよ。
謝る気があるなら何度でも電話掛けてくると思ってたし。
もう1回掛かって来たね。
でも、出なかった。
そしたら、どうだい。もうそれっきりだよね。
もう時間が解決してくれるとか思ったの?
投げちゃったの?
それとも何にも考えてない馬鹿なの?
俺はこの3ヶ月間本当にしんどかった。
父さんの容態が気になってた。1日たりとも忘れた事は無かった。
本当に忘れなかった。
でも、ああ言われて行けると思うか?
俺が行かなくなるのは、お前の言い分を認める事に繋がるのかもしれない。
でもあえて行かなかった。
なぜかわかるか?
馬鹿に己の軽率さを認めさせて成長させる為だよ。
社会に出て浅い兄貴にはわからんかも知れないけど、
謝るってのには瞬発力が要るんだよ。
今この事は兄弟間のことだから損得ナシに許せるかもしれない。
でも、社会じゃそうはいかんよ。
その時その瞬間に謝ってしまえば大体のことは許される。
世の中の9割のことは許してくれるよ。
でもアンタはそれができなかった。
そして今日。
兄貴は用意した土下座と、ありきたりの謝罪の言葉で、
謝罪の形式を作ってるだけなんだよ。
そういうのを愚かっていうんだよ。
俺が欲しいのはそんなんじゃない。
もっと兄貴の中から瞬間的に発せられる謝罪を受けたいんだよ。
反省をする為の時間も与えた。
なのに、なんだ!その薄っぺらな形式ばったものは!
暫く押し黙った兄貴が話し出した。
「じゃあ2日後に掛けた電話で出なかったのに、3日後に掛けて出るんですか?
“貴方”は私にどうしろというのですか?
“貴方”は私の携帯からの着信を拒否しましたよね。
そんな私に“貴方”はどうしろというのですか?」
実家から遠くに住んでるわけじゃない。
駅からだって歩いて来れるでしょココ。
緊急の電話の為に実家からの電話は着信できたよ。
自分の携帯以外から連絡を取ろう、是が非でも謝罪しないといけない、
という危機感を兄貴からは感じられなかった。
『時間があれば謝っとくか』的な怠惰なものだった。
兄貴から発せられた“貴方”という言葉に若干イラッとしたが、
まあ馬鹿だしいいかと放置。
そして兄貴に続けて言った。
今日は俺の所に何しにきたの?
あの日もそうだよ。
俺達の結婚を祝いに飲みに連れてってくれたんじゃないの?
兄貴が自分で企画して実行してくれたんでしょ。
なのに、なぜ呼びつけておいて嫌な気分にさせたの?
祝うんじゃなかったの?
今もそうだよ。
今日は誤りに来たんでしょ?
なのになぜ負かされまいと言い返すの?
場を考えようよ。
あの時から何も変わってないよ、その、場をわきまえてない感じがさ。
反省してないんでしょ?
言葉と態度を取り繕ってるだけで、何にも悪いと思ってないでしょ。
俺は一呼吸おいた。
そしてちょっと真剣に低い声で更に続けた。
こっちは嫁も込みでお前に否定されてんだ。
それをな、こんな愚かな形で許してやろうってんだ。
俺だけ否定されてんなら、兄貴をボッコボコにして手討ちにしてやればいい。
だがそうじゃないことに気がつけ、な。
「・・・もう許してくれなくてもいいからさ、
父さんの前で仲直りしたように振舞ってくれないか。
家族仲いい状況で父さんを送ってやりたいんだ。」
その気持ちはわかるけどさ、そんなんでいいの?
そんなに難しい事言ってる?
俺はもう呆れ返って面白くなっていた。
ここまでおバカさんとは思わなかったw
ついに父さん盾にして諦めやがったよ。
仕方ないので最後に言葉を掛けた。
俺は兄貴に少しだけ時間をやろう。いつまでとは言わない。
もうちょっと考えろ。
それで無理なら、もうお袋や兄貴と会うつもりは無い。
葬式も行くつもりは無いし、誰がどうなろうと知らないよ。
アンタみたいな馬鹿とは関わりたくないんだ。
とりあえず、話は合わせてやる。
俺はもう病院に行くことにする。
馬鹿に任せて置けない。
一応父さんの前では仲良くしててやる。
そう言うと、兄貴は呆然としてた。
嘘ってのはいつか必ずバレる。
話を合わせたって父さんにはバレる。
遅かれ早かれ。
ガンの告知は別の話で。
これはしないようだ。
父は元来あまり気持ちが強い方ではない。
それを知って向き合う気力はもう無いだろう。
賛成せざるを得ない。
まあ・・・マストな話だ。
俺達は公園を後にして家に帰った。
やはり兄貴を外で待たせた。
まだ馬鹿だからだ。
家で待ってた母に話した内容を色々と伝えた。
兄貴1人で考えなければいけない問題だから、
母さんは兄貴にあれやこれやと言わないで欲しい、と。
23:30
そして2人はやっと帰って行った。
この後、仕事の話が着たり、なんか色々とあった。
嫁には食事の準備をしてもらった。
天ぷらは中止。
クレソンとベーコンの炒め物でご飯を済ませた。
そして疲れてたけど、この日記にまとめ始めた。
伊豆の熱川~下田周辺を1泊。
色々あったけど、また今度の話に(ぇ
昨日と言うか今日というか微妙な時間の今は25日の0:46。
俺は進行形でまだパニくっている。
24日の20:00。
旅行で買い込んで来た竹の子を俺は下茹でしたり、
嫁はたらの芽の天ぷらの仕込みをしていた。
そんな時、家電がなった。
手が空いていたので出てみると母からだった。
電話の向こうで泣いていた母。
中々話が始まらない。
最悪な予感がしたが外れた。
というか・・・かすってしまった。
「お父さんね、余命が1ヶ月なんだって。
これからそっち行って話してもいい?」
嫌も応も。。。
20:40
インターフォンが鳴った。
扉を開けると母と兄がいた。
「上がっていい?」
いいよ入って。俺はそう言うと兄まで家に入ろうとした。
兄貴はそこで待て。家に入ることは許さんよ。
「いいから入っちゃいなさい」と俺を無視して母は兄を急かせる。半ばドサクサだ。
ここは俺の家だ。勝手に入ることは許さない。
そこで待ってろ。
俺は兄を止めた。
俺は兄を許してはいない。
でも兄に対して怒りは無くむしろホッとしていた。
やっと来やがったな、と。
母だけを和室に通し、座卓を挟んで話を聞いた。
母は下を向いて泣きながら言葉を搾り出した。
「お父さんね、CT検査で肝臓の2/3がガンに冒されているんだって。
膀胱の方にもまだあるかもしれない。
手術に耐える体力ももう無いかもしれないんだって・・・
もう1ヶ月も・・・・だって・・・」
どうにもならないという状況が母を絶望させていた。
丸くうずくまって泣く母。
その姿は本当に父さんの事が好きなんだと俺に思わせた。
「・・・だからね、母さんお前に仲直りして欲しいの。
お兄ちゃんと仲直りして欲しいのよ・・・
まだお父さん話せるの。骨と皮しかないほどやせちゃったの。
お前が見たら驚くかもしれないよ。
だからお父さんの前で仲の良い所を見せてあげて欲しいの。
私も悪かったの。何にも出来ない母親でごめんね。
でもお願い!お願い!」
母は俺の隣まで来て、土下座して懇願した。
俺と兄は仲が悪かった。つい去年末の出来事以来、修復は無かった。
俺の頭の片隅には今更・・・という思いもあった。
ケツに火がついた頃に誤りに来るんだろう、と予想していた。
まさにその通りになった。
誰にでもできる簡単な予想というか。
そんな事も予測できず3ヶ月も俺達を放置した母と兄。
それだけに2人が惨めで哀れだった。
俺はすっかり閉口してしまった。
黙っていた俺。
母は俺の言葉を引き出すように続けた。
「お兄ちゃんも謝るつもりで来たのよ。だから話を聞いてあげて。
部屋に入れてあげていいでしょ!お願い!」
俺が予想したこの日は、全てを突っぱねて受け入れない姿勢を崩さない自分だった。
でも無理そうだ。
俺は父さんをこれ以上待たせられないし、
俺自身これ以上待つことが出来ないし、
そこまで強く頑なな心を俺は持ち合わせていないようだった。
じゃあ、ちょっと待っててくれ。
兄貴と外で話してくる、と言い俺は立ち上がろうとした。
すると母は俺を止めた。
どうやら、俺達が殴り合いをすると勘違いしているらしい。
始めは兄貴を数発殴ってやろうとも思ってた訳で、
母の全くの勘違いって訳でもないけど。
嫁に母を任せ、俺は玄関を出た。
すると兄はそこに立ち尽くしていた。
ちょっとツラ貸せや。
そう言って兄貴を近くにある公園まで連れて行った。
公園の中ほどまで行って、俺はやっと振り返り兄貴と対峙した。
言いたい事あるなら言え。
兄貴を促した。
「今回は本当に・・・・」
言いながらおもむろに土下座をしようとする兄貴。
しかしそうはさせない。
ちょっと待て。土下座とかそういう用意した事は要らないんだよ。
俺はな、そういう事前に頭で考えたような取り繕った謝罪は要らないんだよ。
と俺は吐き捨てた。
「・・・・・」
キョトンとしてしまう馬鹿兄貴。
ああ・・・わかってないんだな。謝ったこと無いのかなと俺は不安になった。
俺は話始めた。
なんで今なんだ?
あの夜、俺は期待していた。
席を立って帰る俺達を兄貴は追いかけてくるんじゃないかなって。
でも、兄貴は1人で酔っ払っていたし無理なのかな、とも思ったよ。
だから家に帰ってから謝りの電話が来るんじゃないかなって、ずっと待ってたよ。
でも、それでも連絡は来なかった。
寝潰れちゃったかな、って思うようにした。
だから次の日には電話来るだろうと最後まで待ったよ。
でも、連絡来なかったよね。
連絡くれたのいつさ?2日後じゃない。
何考えてるのさ。
電話着たの知ってたよ。
長いこと電話鳴らしてくれたね。
でも出なかったよ。
謝る気があるなら何度でも電話掛けてくると思ってたし。
もう1回掛かって来たね。
でも、出なかった。
そしたら、どうだい。もうそれっきりだよね。
もう時間が解決してくれるとか思ったの?
投げちゃったの?
それとも何にも考えてない馬鹿なの?
俺はこの3ヶ月間本当にしんどかった。
父さんの容態が気になってた。1日たりとも忘れた事は無かった。
本当に忘れなかった。
でも、ああ言われて行けると思うか?
俺が行かなくなるのは、お前の言い分を認める事に繋がるのかもしれない。
でもあえて行かなかった。
なぜかわかるか?
馬鹿に己の軽率さを認めさせて成長させる為だよ。
社会に出て浅い兄貴にはわからんかも知れないけど、
謝るってのには瞬発力が要るんだよ。
今この事は兄弟間のことだから損得ナシに許せるかもしれない。
でも、社会じゃそうはいかんよ。
その時その瞬間に謝ってしまえば大体のことは許される。
世の中の9割のことは許してくれるよ。
でもアンタはそれができなかった。
そして今日。
兄貴は用意した土下座と、ありきたりの謝罪の言葉で、
謝罪の形式を作ってるだけなんだよ。
そういうのを愚かっていうんだよ。
俺が欲しいのはそんなんじゃない。
もっと兄貴の中から瞬間的に発せられる謝罪を受けたいんだよ。
反省をする為の時間も与えた。
なのに、なんだ!その薄っぺらな形式ばったものは!
暫く押し黙った兄貴が話し出した。
「じゃあ2日後に掛けた電話で出なかったのに、3日後に掛けて出るんですか?
“貴方”は私にどうしろというのですか?
“貴方”は私の携帯からの着信を拒否しましたよね。
そんな私に“貴方”はどうしろというのですか?」
実家から遠くに住んでるわけじゃない。
駅からだって歩いて来れるでしょココ。
緊急の電話の為に実家からの電話は着信できたよ。
自分の携帯以外から連絡を取ろう、是が非でも謝罪しないといけない、
という危機感を兄貴からは感じられなかった。
『時間があれば謝っとくか』的な怠惰なものだった。
兄貴から発せられた“貴方”という言葉に若干イラッとしたが、
まあ馬鹿だしいいかと放置。
そして兄貴に続けて言った。
今日は俺の所に何しにきたの?
あの日もそうだよ。
俺達の結婚を祝いに飲みに連れてってくれたんじゃないの?
兄貴が自分で企画して実行してくれたんでしょ。
なのに、なぜ呼びつけておいて嫌な気分にさせたの?
祝うんじゃなかったの?
今もそうだよ。
今日は誤りに来たんでしょ?
なのになぜ負かされまいと言い返すの?
場を考えようよ。
あの時から何も変わってないよ、その、場をわきまえてない感じがさ。
反省してないんでしょ?
言葉と態度を取り繕ってるだけで、何にも悪いと思ってないでしょ。
俺は一呼吸おいた。
そしてちょっと真剣に低い声で更に続けた。
こっちは嫁も込みでお前に否定されてんだ。
それをな、こんな愚かな形で許してやろうってんだ。
俺だけ否定されてんなら、兄貴をボッコボコにして手討ちにしてやればいい。
だがそうじゃないことに気がつけ、な。
「・・・もう許してくれなくてもいいからさ、
父さんの前で仲直りしたように振舞ってくれないか。
家族仲いい状況で父さんを送ってやりたいんだ。」
その気持ちはわかるけどさ、そんなんでいいの?
そんなに難しい事言ってる?
俺はもう呆れ返って面白くなっていた。
ここまでおバカさんとは思わなかったw
ついに父さん盾にして諦めやがったよ。
仕方ないので最後に言葉を掛けた。
俺は兄貴に少しだけ時間をやろう。いつまでとは言わない。
もうちょっと考えろ。
それで無理なら、もうお袋や兄貴と会うつもりは無い。
葬式も行くつもりは無いし、誰がどうなろうと知らないよ。
アンタみたいな馬鹿とは関わりたくないんだ。
とりあえず、話は合わせてやる。
俺はもう病院に行くことにする。
馬鹿に任せて置けない。
一応父さんの前では仲良くしててやる。
そう言うと、兄貴は呆然としてた。
嘘ってのはいつか必ずバレる。
話を合わせたって父さんにはバレる。
遅かれ早かれ。
ガンの告知は別の話で。
これはしないようだ。
父は元来あまり気持ちが強い方ではない。
それを知って向き合う気力はもう無いだろう。
賛成せざるを得ない。
まあ・・・マストな話だ。
俺達は公園を後にして家に帰った。
やはり兄貴を外で待たせた。
まだ馬鹿だからだ。
家で待ってた母に話した内容を色々と伝えた。
兄貴1人で考えなければいけない問題だから、
母さんは兄貴にあれやこれやと言わないで欲しい、と。
23:30
そして2人はやっと帰って行った。
この後、仕事の話が着たり、なんか色々とあった。
嫁には食事の準備をしてもらった。
天ぷらは中止。
クレソンとベーコンの炒め物でご飯を済ませた。
そして疲れてたけど、この日記にまとめ始めた。
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